海外に銀行口座を持ちたい!(2)~次世代型オンライン銀行まもなく開設!?~

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前回の記事において、『次世代型オンライン銀行の発足』のニュースをおしらせしました。

暗号通貨の開発を手がけるFusion Partners(フュージョン パートナーズ)社が、
「顧客目線での使い勝手の良い銀行を作ろう!」
と計画して、いよいよグローバルなハイブリッドオンライン銀行(法定通貨&暗号通貨)がオープンします。

彼らは、ユーロ、ドルなどの法定通貨の預金、そして、海外送金をより便利にすることはもちろんのこと、暗号通貨との交換も迅速、容易にできる環境を提供することを目的として、インターネット上でのオンラインの銀行を立ち上げます。

今般、イギリスで銀行ライセンスを取得したことから、まもなく『FUSION BANK』として開業!(2019年9月か?)との情報を入手しましたので、追加情報をおしらせします。
(その他にも数か国においても銀行ライセンスを取得済み)

なお、前回の記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。

海外に銀行口座を持ちたい!今秘かに注目されている銀行

以下に、関係筋より入手した情報を基にオンライン銀行『FUSION BANK』の概要をご紹介します。

■ FUSION BANKの全体概略

・取扱い・換金可能な法定通貨は、最大25通貨まで可能となる見通しで、IBAN規格に則った銀行となる。

IBANコード(英語: International Bank Account Number)とは、銀行口座について、所在国、支店、口座番号を特定するための国際標準である。欧州銀行規格委員会により採択された後、ISOとして規格化された。
日本などからIBAN採用国あてに送金する際にもIBANコードが必須となることが多いため、前もって受取人にこれらのコードを確認する必要がある。

・イギリスの管轄となり、FCA(Financial Conduct Authority=金融行動監視機構)の規制をベースにしてデザインされたオンライン銀行

・暗号通貨(仮想通貨)との交換に際しては、25通貨すべてに対して選択が可能となっている。
 なお、いずれは日本専用IBAN、フランス専用IBAN、米国専用IBANなど、25種類の主要通貨の中から選択できるようになるが、開設当初は、ユーロ、ポンド、USドルのみの対応になる。

・口座種別は、個人/法人口座
 KYC(Know Your Customer)の詳細は情報入手後にお知らせします。

 KYC: 新規に口座開設する際に銀行側から要求される、顧客本人の身元確認における書類手続きの総称です。

・SWIFT、SEPA、ACH、また、さらに速い取引ができるBACS及びCHAPSを介した国内、国外金融取引が可能

SWIFT(スイフト)とは、”Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication”の略。
日本語では「国際銀行間金融通信協会」。
金融業界の標準化団体が世界各国の金融機関などに高度に安全化された金融通信メッセージ・サービスを提供する。

SEPA (Single Euro Payment Area:単一ユーロ決済圏)とは、EU加盟国を含めた32カ国において、国内外の区別なくユーロ建ての小口決済が行える地域、及びそれを実現するスキームのことで、SEPA決済対象となる取引は3つある。
①送金・口座振込/②自動引落し/③カード決済

ACH(Automated Cleaning House:自動決済機関)とは、、小口決済システムの一つとして現代のニーズに合わせた資金決済システム。
米国では、1913年に設立されたFed (中央銀行)と1853年設立のTCH (民間銀行)がサービスを提供していて、NACHAと言う非営利団体と管理を行うFRSとが共同でACHサービスを提供している。
日本のゆうちょダイレクト国際送金は、このACHを通じてた送金を行っている。

BACS(Bankers Automated Clearing System:バンカー自動決済システム)とは、英国の銀行間振替機能の1つであり、電子取引および振替の処理に使用される。
最近、Faster Paymentsシステムによって導入された。その理由は、支払いがより迅速に行われるため。さらに、1年中365日、いつでもこれを行うことができる。
一方で、BACSによる支払いでは、処理に最低3日の銀行業務日数がかかる。

CHAPS(Clearing House Automated Payment System:クリアリングハウス自動支払いシステム)とは、英国で支払いを処理するために使用されるもう1つのシステム。
誰でもCHAPSを使用することができるが、通常は大規模な金額を含む取引で、企業によって通常使用される。高額の手数料がかかる。
CHAPS転送は通常1日以内に処理され、一般的に資産の購入に使用され、関係当事者の銀行口座間で資金を転送する。

■ 料金体系

送金システムを使用することによる取引の手数料については、現在、検討中。

■ FX・外貨両替(交換)

・その日の出来高と交換レートに応じて外貨両替、交換をおこなうことができるようになる。

海外旅行で必要になる外貨への両替。

もっとお得に外貨両替をしたいと思ったことはありませんか?

銀行や両替所ではなく、FXを利用して外貨両替を行う方法があります。
これをコンバージョン(両替取引)と言います。
預けている証拠金を別の通貨に振替(両替)するサービスです。

FXとは「外国為替証拠金取引」のことで、外貨預金と同じように外貨に投資する商品です。
(FXという呼び名は「Foreign eXchange」=外国為替の略に由来)

外貨両替に際して、このFXを活用して、その外貨を自分の手元に引き出そうという考え方です。

銀行で日本円を外貨両替すると、信じられないほど高い手数料がかかります。

米ドルだと片道2〜3円ほどの手数料、ユーロで片道4円ぐらいかかります。
マイナーな通貨になればなるほど、さらにコストがかかります。

どの通貨であっても、帰国後に日本円に戻そうとするとまた同じ手数料がかかり、かなり目減りしてしまいます。

銀行に限らず、空港においても手数料が高いです。
普通に外貨両替するとどうしても高くなりますが、FXを活用することで劇的に両替手数料を安くできる可能性があります。

■ マスターカード/VISA

・各口座すべてに対して、9月末からMasterCard/VISAのカードを発行する予定。
 現在、すでに準備と設定の段階にある。

■ 暗号通貨交換について

・ホットウォレットを絡めた暗号通貨の交換機能は、8月中に実装する予定。

 一方で、コールドウォレットのストレージについては、8月末までに実装予定。

・上記の銀行機能と同じようにログインし、同じプラットフォーム内で暗号通貨を他の暗号通貨に交換できるようになる。

■ OTCデスク・サービス

・FUSION BANKプラットフォーム内において、手数料1.5%でエスクローサービス(安全に取引できるための仲介サービス)を介したOTC取引をおこなうことができるようになる。

※OTC取引とは、元々、証券取引の業界で使われていた言葉です。
通常、株式などの有価証券は取引市場で売買されますが、それとは別に、証券会社が手持ちの債券などを投資家と直接、売買することがあります。
市場を通さず、証券会社の窓口カウンター越しにおこなわれる取引ということから、「Over The Counter」、略してOTC取引と呼ばれます。
ここでは、暗号通貨交換に際して、FUSION BANKが提供する「大口取引のお客様を対象とした窓口サービス」のことを言います。

・仲介業務をおこなうブローカーは、この1.5%に上乗せした手数料を設定することが可能。

・OTCサービスの提供は、最低金額100万ドル以上の交換・取引からとなる。
 例えば、100万ドル以上の米ドルをビットコインに交換するなど。

・9月中旬までにすべての機能が搭載される予定。

Decentrl. Agency社(ブロックチェーン スタートアップのコンサルティング会社/新興企業や投資家を支援)では、すでにこの機能を実装して、現在、手動取引をおこなっている。

■ 全暗号通貨の取引プラットフォームとしての機能

・147種類の暗号通貨の取り引きが可能になるが、開設当初は、FUSION COINを含め主力7通貨からとなる。

・11月から利用可能。

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【参考】まもなく海外銀行口座開設の受付