エジソン財団が暗号通貨に参入? 暗号通貨を扱う銀行”FUSION BANKING”と提携合意

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2019年3月、関係筋から興味深いニュースが飛び込んできた。

エジソン財団が関係会社を通じて暗号通貨を扱うハイブリッド銀行「FUSION BANKING(フュージョン バンキング)」と提携することで合意したという。

  • FUSION BANKINGは、FUSION COIN(フュージョンコイン)という暗号通貨(仮想通貨/暗号資産)を発行・運営しているFUSION PARTNERS(フュージョンパートナーズ)社(本社:ドバイ)により立ち上げられた銀行

これを受けて、FUSION BANKINGで扱う暗号通貨「FUSION COIN(XFC)」の資産価値上昇に期待がかかりそうだ。

エジソン財団とは、あの発明家で有名なトーマス・エジソンのお孫様が創ったもので、「世界中の家族、企業、産業に電気の恩恵をもたらすことを目的とした慈善団体」であるとされている。
参照:   The Edison Foundation

財団は、エジソンの残した特許の管理等もおこなっており、また、関係会社において一般的なオンラインバンク「Qbanq」(金融ビジネスプラットフォーム)の運営や資産運用・投資などもおこなっている。
参照: Qbanq HP

今回の提携合意について入手した関連情報を紹介する。

この記事の要点
①暗号通貨と法定通貨の両方を扱う「FUSIONBANKING」が4月中にオンライン銀行としてスタート予定。
②エジソン財団関係会社とFUSION BANKINGが提携することで合意
③MobileGo(モバイルゴー)のGNationチームとFUSION BANKINGが組んで暗号通貨の利用拡大へ

ハイブリッド型オンライン銀行「FUSION BANKING」の立ち上げについて

暗号通貨と法定通貨の両方を扱う「FUSION BANKING」が4月中にオンライン銀行としてスタートするらしい。

このハイブリッド型の銀行構想は、FUSION COIN(フュージョンコイン)(XFC)という暗号通貨(仮想通貨/暗号資産)を発行・運営しているFUSION PARTNERS(フュージョンパートナーズ)社(本社:ドバイ)によるもの。
「FUSION」の名前の由来は、暗号通貨と法定通貨の「融合」(fusion)から来ている。

FUSION PARTNERS / FUSION COIN 公式ホームページにおいては、前々から計画が発表されていたが、いよいよ本格的に銀行業務を開始することになる。

FUSION PARTNERS社がスウェーデンでの銀行ライセンスを一式、買い取る契約、諸手続きが完了したようだ。
メイン通貨はユーロ (EUR)だが、その他の法定通貨として、当面は、米ドル、ポンド、スイスフランの予定。シンガポールドルも検討中とのこと。

リアルな店舗は持たず、オンラインバンクとして発足することから完全にネット完結する。

日本人による口座開設にあたっては、KYCとして、
個人の場合、パスポート/住所証明が必要となる。
日本円をユーロに換金しての預け入れか、暗号通貨「リップル」等での預け入れとなる。

KYC(Know Your Customer:ノウユアカスタマー)とは、銀行や仮想通貨取引所の口座開設の際に求められる顧客確認のための本人確認書類・手続きの総称のこと。
KYCの目的は架空の人物や法人が口座開設し、マネーロンダリングなどの不正利用を防ぐことにある。

法人の場合は、上記書類に加えて、行刑書士又は公証人による(原本を正しく翻訳したことを記載した)英語による翻訳証明書が必要。

カード発行は、子会社を設立して対応するようだ。
カードの種類としては、デビットカード/MASTER/銀聯(ぎんれん:中国の銀行間決済ネットワーク)。

申込み後、第三者調査機関にて審査があり、問題なければ登録住所宛てに書類とカードが発送される。

この口座を開設することによって、法定通貨はもちろんのこと、暗号通貨の売買取引も可能になるそうだ。

さらには、今後、暗号通貨の担保融資も予定しているという。
税金がかからないことから、特に法人にとっては魅力的な金融サービスになりそうだ。

エジソン財団関係会社とFUSION BANKINGの提携について

今回、エジソン財団は、投資先の関係会社を通じて、暗号通貨と法定通貨の両方を扱う「FUSION BANKING」(FUSION PARTNERS社)と提携することで合意し、暗号通貨分野への参入を進めるようだ。

エジソン財団は、かの有名なトーマス・エジソンのお孫様が設立した慈善団体である。
電気関係等の特許管理の他、収益金の一部を投資に回している。米国においては、関係会社がオンラインバンク「Qbanq」を運営している。(USドル、ポンド、ユーロ)

また、スイスにおいても銀行ライセンスを有している。

今回、エジソン氏側は、このスイスの銀行ライセンスをFUSION側に提供し、FUSION側は、暗号通貨を含むインターネットバンキングのシステムを提供することで合意したという。
今後、両者で組んで、スイスの銀行ライセンスを活用した暗号通貨と法定通貨のインターネットバンキングシステムを第3者に提供していく。

今回の背景には、エジソン氏側は、暗号通貨分野に参入したい思いがあり、FUSION側としては、エジソン財団のコネクション(人脈)を活用したい思いがある。
「エジソン」のネームバリューは世界規模であることから、FUSION BANKINGとしてもネットワーク拡大に期待している。

このインターネットバンキングシステムのソースプログラムを無料でOEM提供することで幅広く支店銀行を増やしていく戦略のようだ。
トランザクション(取引き)などに係る手数料を徴収することで長期的に安定して収益を得るモデルを検討中とのこと。

協業開始目標は、2019年8月とされている。

→ Fusion Coin 公式Facebook

※2019年4月18日 NEWS

MobileGo(モバイルゴー)とFUSION BANKINGとの提携について

FUSION PARTNERS社(FUSION BANKING)は、さらにMobileGo(モバイルゴー)とも組んで、ユーザ拡大を図るようだ。

共同で、ゲームを活用したマイニングシステムを開発する予定。
これは、一般ユーザがゲームをやることで自動的にマイニングされるというもの。
マイニングによる報酬は、NPO法人への寄付になるという。

MobileGoは、GameCredit社(ゲームクレジット)が開発をおこなう、モバイルゲームプラットフォーム。
関連の暗号通貨として、GameCredit(GAME)とMobileGo(MGO)の2種類がある。
GameCredit自体は、「オンラインゲームのプラットフォーム」、「ゲーム内での決済手段を目指す暗号通貨」であり、GAMEは、MobileGoのプラットフォームでも利用される。
一方で、MGOトークンは、ユーザー間でのアイテムの売買、プラットフォームで行われるトーメントの参加に使用可。また、GameCreditを使用してゲームを購入する際に、割引特典のメリットあり。

これまで、ゲームというと非生産的で、親から怒られるような遊びというイメージがあったかもしれないが、寄付につながるということで、いくらかの大義名分ができるかもしれない。

ただ、ゲーム自体に魅力がないと効果が半減することから、ゲーム会社も巻き込んで本格的なゲーム制作をおこなっていくようだ。
※暗号通貨のブロックチェーン技術を活用したゲームに関しては、こちらの記事も参照ください。
 → 「仮想通貨ゲームで稼ぐ?ブロックチェーンを活用した次世代ゲームの仕組み」

一方で、MobileGoのGNationチームは、暗号通貨の売買も可能なATMの開発、設置を予定している(約1万台)。

ATMは複数の機能を有しており、暗号通貨の売買だけでなく、WIFIスポット、キャッシュ預入/引出、銀行口座開設スキームなどを備える。
FUSION BANKINGのオンラインバンク口座開設もこのATMでおこなえる見通し。

このようなATMがあると、とても便利だが、残念ながら、日本への導入はまだ先になりそうだ。

電気自動車メーカー”テスラ”関連会社とFUSION BANKINGとの協力関係について

FUSION PARTNERS社(FUSION BANKING)の活動は幅広く、電気自動車の分野にも及ぶ。
電気自動車メーカー”テスラ社”の充電器を生産するポルトガルの会社とパートナーシップを有している。
今回、暗号通貨と法定通貨を扱うハイブリッド型の投資銀行を共同で設立することで合意したという。
リスボンで銀行ライセンス取る予定。
テスラ社のお客さんが主な顧客層になりそうだという。

今後、投資銀行を作るための具体的なプロジェクトに取り組んでいくとのこと。

投資銀行本体とFUSION BANKINGとの関係は、互いに独立しているが、FUSION BANKINGは当該投資銀行の金融商品を紹介していくことになるそうだ。

FUSION COIN/BANKINGがカーレースのスポンサーに

賞金総額 1億円!

FIA-GT3マシンなどがフルパフォーマンスで戦うスーパーカーレースシリーズ、2019年も開催。
その冠スポンサーとして、FUSION COIN (FUSION BANKING)が決定。

一般的に、世界中のレースで使用されているGT3などのカスタマー向け車両は、それぞれの異なるパフォーマンスを均一化させて、接戦したレース展開となるように、性能を調整した状態(BoP)でレースを戦う。

しかし、このスーパーカーレースシリーズでは、BoPを採用せず、各車両が本来持つフルパフォーマンスを引き出せる状態でレースがおこなわれる。

こうした条件は世界的にも例がなく、世界で唯一“フルパワー・フルパフォーマンス”のレースと言え、注目が集まっている。

この注目のカーレースでの冠スポンサーとなった”FUSION COIN”

カーレースと同様にFUSION COINの勢いもまた止まらないようだ。

カーレースの詳細はこちら。
→ auto sport Web ニュース
→ スーパーカーレースシリーズ公式HP

今後のFUSION PARTNERS社の活動から益々、目が離せない!

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【新春特別インタビュー】今注目の暗号通貨FUSION COINとハイブリッド銀行構想について

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【参考】まもなく海外銀行口座開設の受付