【仮想通貨トレードとは?】初心者が安心してトレードするための基礎知識

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もしかして仮想通貨を始めてみたいけれどなんとなく不安だったり、始め方がわからなくて踏み出せずにいますか?

そんなあなたのために初心者の方でも安心して仮想通貨の買い方や、そのあとの保管方法についても順を追ってイメージできるようにお伝えしていきます。

私も最初踏み入るには少し勇気が入りましたが、実際始めてみると思っていたより簡単です!

この記事でわからないからこその漠然とした不安感を払拭して、仮想通貨トレーダーへの第一歩を踏み出すきっかけになれたら幸いです。

1.仮想通貨トレードを始める前に

1.1. 仮想通貨トレードとは

仮想通貨とは何でしょうか?

簡単に一言でいってしまうとネット上に存在する電子的な通貨です。

通常のお金のように、紙幣やコインのように目に見える物質として形が存在しないため、「仮想通貨」や「デジタル通貨」と呼ばれたりもします。

また、海外ではCrypto Currency(クリプトカレンシー)日本語に直訳すると「暗号通貨」と呼ばれています。

すベて同じ意味ですが、日本ではメディアの報道が先行して「仮想通貨」という言葉を使い始めたので仮想通貨が定着していますね。

そしてよく聞くと思いますが、最初の仮想通貨であり、取引量No.1が「ビットコイン」、それ以外の仮想通貨を総称して、「アルトコイン」と呼びます。

 

通貨としてお金と同じ価値があるので、インターネット内での買い物はもちろんのこと、仮想通貨が使える機器があれば、普段の買い物でも支払いに使うことができるのです。

通貨と同じという事は、送金したり、貯蓄、投資、トレードができるということです。

つまりトレードとしては、株取引やFX(外国為替証拠金取引)のように、価格の値動きの差から利益をねらえるということになります。

仮想通貨の特徴として、価格の変動が激しいことがあげられますが、まさにこれがハイリスク、ハイリターンで危険といわれるところであり、大きな魅力でもあります。

 

また、少額で始められるのでハードルはそんなに高くありません。

仮想通貨トレードはネット上で仮想通貨を売買する「取引所」に口座を開設して、銀行振込などで日本円を送金して始めることができます。

1.2.今から始めても間にあうの?儲かるの?

あなたが仮想通貨に興味をもったり、購入してみようと思ったきっかけとして、「昔買った仮想通貨が、何十倍、何百倍になった」という記事を読んだ、話を聞いたからということはありませんか?

また、昨年2017年は、仮想通貨取引で資産が1億円を超える人が続出し、いわゆる「億り人」は仮想通貨でも頻繁に耳にする言葉となりましたが、(元々は株の取引や外為取引(FX)をしていた人たちの間で生まれた造語)この「億り人」の誕生にも夢をみてしまいますよね。

では、現在の状況は?というと、残念ながら今までのような上昇率でなくなってきているようです。ただ以前のような市場ではないとしても、まだまだ普及する余地がありますし、稼げる可能性は高いと思われます。

 

以下は、2017年10月

[マクロミル] 話題のビットコイン、知ってる?持ってる? ビットコインに関する調査

(対象1万人)アンケートの結果です。

引用: 仮想通貨に関する総合ニュースサイト「ビットプレス」

「仮想通貨」という名前を知っている人は88%と認知度はかなり高いですが、保有した経験がある人は4.7%です。
まだ怪しいとか、難しそうというイメージが強いかもしれませんが、これも時間の問題だと思います。

徐々に正しい情報が普及してきて、環境が整備されていけば、興味を持つ人が増えていくのは確実ですし、将来性が高いことから多くの著名人が長期的には価格が上がると予想しています。

個人的見解ですが、仮想通貨の将来性に期待しているので、ビットコインや有望なアルトコインの価値は、以前ほど急激ではなくても上昇していくのではないかと思っています。今のうちがチャンス!だと捉えています。

2.具体的な仮想通貨トレードの始め方 

2.1.ビットコインの取引を始めてみよう!

まず始めにトレードしたい仮想通貨の銘柄を選ぶことになりますが、今も誕生し続けている1000種類以上の仮想通貨の中から判断するのはとても難しいと思います。

また、仕組みがよくわからないまま、あまり知られいない仮想通貨に手を出すのはリスクが高いです。初心者の方は、ビットコインなど時価総額上位の銘柄を選び、少額から始めてみることをおすすめします。

そうすれば仮想通貨ニュースや価格が気になったり、チャートを見るようになったりして、仮想通貨について自然と学ぶようになるからです。

リスクを減らすこともですが、実践に勝るものはないので勉強しながら取引をすると理解度が断然深まります。

少額からとおすすめしておりますが、ではいったいいくらから買えるのか?

もしかしてビットコインは高すぎで買えないと思っていましたか?

 

ビットコインの場合、最低取引単位は0.0001BTCとされています。

購入する取引所によって最低購入単位に違いがあり、0.0001BTC~0.01BTCが最低取引単位になります。

もちろん価格は変動していきますし、取引所によっても違いますが、0.0001BTCから買えるという事は、仮に1BTCの価格が100万円でも、100円から買うことができるということになります。

ただし、数百円分買って値上がりしたとしても利益はほとんどないので、1000円くらいから余剰金の範囲で始めてみてはいかがでしょうか?

2018年6月29日現在 引用: 仮想通貨ライフ

2.2.様々な投資スタイル

ビットコインでのトレードといっても、人によってライフスタイルにあわせた方法や、取引の考え方があります。

<ビットコイン長期保有のトレード>

株式投資や金への投資には買って長期的に保有するという手法がありますが、それと同じでビットコインが今後も普及して、価格が上昇すると考えた場合には、今のうちに購入して、長期的視野から、ビットコインを持ち続けて価格の上昇を待つという手法です。

将来性がある通貨であれば、短期的には価格の変動を繰り返しますが、長期的にみれば価格は上がるはずです。

ただ売るタイミングが難しいかもしれませんが、保有するだけなので、最初のビットコイン取引としては一番人気があります。

<ビットコインを短期で売買するトレード>

ビットコインは株やFX(為替証拠金取引)と同じように、チャートをみながらトレードすることで、売買差益によって稼ぐ事ができます。

いわゆるデイトレード、スキャルピングなどは短い時間での値動きが激しい商品なので、株やFXよりも稼ぎやすいという人もいます。

ただ、短期的な価格変動を予測するにはチャートを読む技術が必要なので、今までトレードの経験がある人向けの手法です。

最初から自分にあった取引のスタイルはわからないと思いますが、投資経験のない方の場合は、1ヶ月以上持ち続ける中長期保有から始める方がいいかもしれません。

そのうち理解が深まって慣れてくると、短期取引に挑戦してみなたくなるかもしれませんが、大切な事は、資産管理として「どのくらいの利益が出たら売るのか」と「どのくらいの損失が出たら損切りするか」をあらかじめ決めておくことです。

求める利益は人によって違いますが、損切りは一般的に運用資金の2~3%を超える損失が出たときとされています。

*損切り(そんぎり、ロスカット、Cut Loss)とは、含み損が生じている投資商品を見切り売りして損失額を確定すること(引用:Wikipedia)

急な値動きに焦って判断ミスをしないために、保有する期間や売るタイミングなど自分のルールを決めて取引をするのがオススメです!

まずは、少額でいいのでビットコインを購入し、さらに理解が深まってからビットコインをさらに買い増ししたり、他の将来的にに有望と思われる通貨でトレードするのもいいと思います。余剰金に余裕のある方は、中長期保存しながら短期トレードに挑戦するのも勉強になりますよね!

2.3.取引するための準備と手順

銘柄を選んだ後はその通貨を購入する仮想通貨取引所を選びます。

日本だけでも20社ほどの取引所があります。

取引所に口座を開設しますが、どの取引所でも登録までの手順はほぼ一緒です。

それでは、ビットコインを買うまでの大まかな流れをみていきましょう!

1.仮想通貨取引所に登録する

取引所のホームページからメールアドレスとパスワードを入力して、アカウントを作成します。作成後に登録したアドレス宛てにURLが届くので、設定したパスワードでログインし、住所・氏名・生年月日など入力し登録します。

メールアドレスは、@docomo、@softbank、@auなどの携帯用メールアドレスアドレスは、取引所からのメールを受信できないことがあるので、Gmailやyahooメールなどパソコンでも受信できるメールアドレスがおすすめです。

アカウント登録は約10分ほどで無料でできますので、まずは国内大手取引所の口座開設から始めてみましょう。

2.本人確認資料を提出する(アップロード)

アカウント登録後、「本人確認書類の提出」が必須になります。

本人確認書類を写真に撮ってアップロードします。

本人確認資料として認められるものは、運転免許証、パスポート、マイナンバーカード写真付きになります。

また、取引所によっては他の資料と合わせればOKなものは、住民票、住民基本台帳カード、各種健康保険証、各種年金手帳、各種福祉手帳、印鑑証明書になりますが、ご確認ください。

3.取引所から郵送されてくる書留郵便の受け取り

国内の取引所では本人確認をしないと取引ができません。

本人確認資料提出後、だいたい数日〜1週間くらいで本人確認の書留ハガキが登録した住所に届きます。このハガキを受け取り、取引所側での受け取り確認が承認されて、いよいよ取引可能となります。

取引所によって書留郵便の受け取りだけで大丈夫な場合と、取引所にログインして本人確認の取引コードを入力する場合があります。

4.ご自身の銀行口座から取引所の銀行口座に日本円を送金する

入金が完了して口座に反映されたら準備完了。

これでビットコインなどの仮想通貨を購入することができます。

取引所に日本円を送金する場合、振込手数料は当然自己負担になります。

手数料だけでもバカにならない金額になりますし、通常の銀行では平日の15時までに入金を済まさないと当日には反映されません。

ネット銀行のようなネットバンキングから行うことがオススメですが、中でも住信SBIネット銀行が、手続きが簡単なだけでなく、スマホから手数料無料で入24時間365日日本円を取引所に即振込できるのでかなり便利です!

また、取引所への送金は、銀行振込が一般的ですが、コンビニ入金やクレジットカードでの購入も可能です。ただしクレジットカードの場合は、手数料がかなり高いので要注意です。

5.取引画面からビットコインの買い注文を入れる

注意点として、ビットコインを購入する時に手数料が取引所によってかかるところもあるので、予め手数料も確認しておきましょう。

例としてbitbankのホームページから引用して簡単に説明します。

bitbankの説明ページは、”こちら”です。

 

注文するときに見る取引板というのがあります。

まず初めに取引所のサイトにログインし、買いたいコインのペアを選択します。

ビットコインは「BTC/JPY」をクリックすればOKです。

取引板には他のユーザーの取引が表示されています。

真ん中の注文に数字が縦に並んでいますが、上半分が「売り板」で下半分が「買い板」になります。この価格になったらこれくらい売りたい、買いたいというユーザの注文です。

注文方法は、成行注文指値注文の2種類です。

<成行注文>

注文価格を指定せずに、現在の価格で注文する方法になります。(画面は指値になっていますが、成行を選びます)

具体的に言うと、取引板に並んでいる買い注文、売り注文を真ん中から消化していく注文のことです。

画面でみると成行注文で買い注文を出すと、取引板にある売り注文のうち、一番安い価格109288で買うことになります。

注意が必要なのは、数量を確認することです。

希望の数量を買うまで下から順番に注文板を消化していくので、画面の例だと、一番安い売り注文は0.01BTCの数量しかありません。

0.02BTCの買い注文を成行で出すと、余った0.01BTC分は次に安い価格109303で買うことになります。

<指値注文>

希望の価格を指定(指値)して予約注文する方法のことです。

取引板に表示されているのは、他のユーザーの指値注文ですが、自分が指値注文を出した場合も、表示されることになります。

基本は成行注文と同じですが、異なるのは希望価格を入力する点です。

この価格になったら買いたいという金額を入力しておきます。

指定した価格まで下がれば自動的に注文が約定します。

また未約定の注文は、簡単にキャンセルすることが可能です。

指値注文を使うと、ずっとパソコンの前に張り付かなくても希望の価格でトレードできるので便利です。

以上が、ビットコインを買う大まかな流れになります。

注文の出し方は少し複雑に感じるかもしれませんが、何回かトレードすると慣れると思います。

3 仮想通貨トレードをする取引所の選び方

3.1.販売所と取引所の違い

仮想通貨を扱う場所という意味ではどちらも同じですが、大きな違いがあるので、損をしないように知っておきましょう。

一口に「取引所」とまとめて呼ぶことが多いですが、取引所によっては「販売所」「取引所」両方やっているところもあります。

結論からいうと、手数料が安い取引所を使う方がいいと思いますが、最初のうちは難しいかもしれないので、その時は、多少割高にはなりますが、販売所から始めたほうが良いかもしれません。

それでは、違いをみていきましょう。

 

【取引所】

取引所では、ビットコインを売りたい人と買いたい人が取引をする市場を提供しています。

買いたい人と売りたい人がそれぞれ自由に値段と数量を提示して、それに応じる人がいると初めて売買が成立します。売買してくれるユーザーが見つからない場合は売買が成立しないことがあります。

取引所は手数料をもらい、買いたい人と売りたい人をマッチングさせます。

個人のユーザー同士での売買であり、会社は”場”を提供するための手数料をとるだけなので、手数料は販売所よりも安くなります。

【販売所】

販売所を運営する会社から直接、仮想通貨を売買する場所です。

会社自が保有しているビットコインなので、値段は相場に応じて販売所側が決めています。購入もしくは売却したいビットコインの枚数だけ入力すればすぐに売買が完了します。

販売所が販売を停止しないかぎりは、必ず売買できるというメリットがあります。

その分、取引所より手数料が高い傾向があります。

 

ここまでの説明だと、販売所を使う必要があまり無いように思うかもしれませんね。

実は、緊急時には販売所を利用する使い方があります。

取引所ではビットコインの価格が急激に下落している時などは、売りたくても取引が成立しないことがあります。取引が成立しないまま価格が下がっていくと、損が広がってしまいますよね。

価格が急騰するときも同様に、価格がすごい勢いで上昇するとき、取引所では買いたくても買えないという現象が出てくるかもしれません。

そのような時に、販売所では提示されている価格であれば、すぐに売買できるので安心できます。

3.2.おすすめの取引所 

仮想通貨の取引所にはそれぞれ特徴があり、1か所だけ決めるのは難しいですし、また取引所の破綻リスクの可能性もあることからも複数に分散することが基本です。

ただ実際に使ってみないとわからないところもありますので、開設は無料ですから、とりあえず口座を開設して使いやすいと思うところをメインにするやり方がいいかもしれませんね。

それから取引所によって通貨の取引高は変わってきます。

つまり、その欲しい通貨の取引量が多いということは、それだけ多くの人が利用してるので、自分の欲しい量・価格で注文が成立しやすくなりますから、利便性も上がります。

それでは、そういった視点でビットコインの取引高が多く、初心者でも簡単にビットコインを買える取引所を4つご紹介します。

QUOINEX(コインエクスチェンジ)

日本を本拠地に、シンガポール、ベトナムに拠点を構えるアジア最大級の仮想通貨取引所のひとつです。2017年9月に、日本で初となる金融庁の認可を得た取引所となりました。

QUOINEXではビットコインを購入する時の取引手数料、送金手数料のどちらも無料なので、日本円でビットコインを購入して海外の取引所に送る場合や、他の取引所に送る場合は一番安く行えます。

セキュリティはコールドウォレットというインターネットから隔離された保管場所で保管し、さらに複数の秘密鍵を使うマルチシグ方式も導入。セキュリティは強固です。

デメリットとしては、仮想通貨の送金手数料が全て無料な反面、送金開始までが遅いです。送金に対して不正がないかチェックをしてから送金を開始するため、最低でも2営業日かかります。

・Zaif(ザイフ)

最大の特徴、メリットとしてはビットコインの取引の手数料がマイナスというところです。

通常の取引所では手数料無料か、0.01%程度の手数料が取られますが、取引すればするほど逆に手数料分の日本円がもらえるサービスです。

他には、Zaifコイン積立という月1000円から仮想通貨を自動で積み立てをしてくれるサービスがあります。

また、ビットコインの最低送金手数料が低く設定されているので、Zaifでビットコインを買ってから他の取引所に送る際もお得です。

デメリットとしては、サーバーが不安定なところです。

仮想通貨の価格が高騰・急落などして取引注文が殺到するとサイトに接続できなくなったり、注文が入らなくなったりする可能性があるので、ビットコインの値段が激しく動いてる時に購入する場合は注意が必要です。

・bitbank(ビットバンク)

bitbankは、ビットバンク株式会社が運営する仮想通貨取引所です。

運営会社であるビットバンク株式会社は国内最大のビットコインニュースメディアBTCNを運営し、情報発信にも力を入れています。

現在、取扱い全通貨の取引手数料無料キャンペーンを行っています。(2018年9月まで)

また、世界で親しまれ100を超えるテクニカル分析が使えるチャートTradingViewを採用しています。

セキュリティもコールドウォレットというインターネットから隔離された保管場所で保管し、秘密鍵を分散させたマルチシング方式でハッキング対策をしています。

デメリットとしては、日本円の入金が銀行振込でしかできないため、銀行営業時間以外は入金が反映されません。コンビニやATMからのクイック入金に対応していないため、急ぎで日本円を入金できないということになります。

また、ビットコインの最低送金手数料がやや高いです。

・bitFlyer(ビットフライヤー)

テレビCMなどのメディアでも知名度が高いと思いますが、国内最大手の取引所で、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタルみずほキャピタルなどの有力企業が株主です。

圧倒的な資金力と世界一のセキュリティにも選ばれた実績があるので、安心して取引ができます。

また、仮想通貨には銀行の預金でいうペイオフ制度(元本1,000万円までと、その利息等を保障してくれる制度)がなく各取引所ごとに任されていますが、ビットフライヤーはいち早く補償制度を実施しています。

デメリットとしては、ビットコイン購入と送金にかかる手数料がやや高いこと、利用者が多い分アクセスが集中するタイミングではサーバーが落ちやすいということです。

*bitFlyer業務改善命令について

2018年6月22日(金)更新:  現在、bitFlyerは金融庁からの業務改善命令により新規登録を一時的に停止しています。 新規登録が再開するまでは他の取引所での口座開設をおすすめします。

4.基本的なセキュリティー対策を徹底させよう!!

4.1.アカウントのハッキング対策

リスク管理のために取引所を複数に分散することが大切だとお話ししましたが、その他にも、大事な資産を守るためしっかりセキュリティー管理をしていきましょう!

1.取引所ごとにパスワードは別のものを設定

パスワードを複数の取引所で使いまわしていると、最悪の場合、預けている資産全てを失う可能性があります。

必ずパスワードは取引所ごとに別のものを設定しましょう。

その際に推測されやすい誕生日や簡単な数字の並びではなく、10文字以上にすることをオススメします。理想は、20文字以上の大文字+小文字+英数字を混ぜたパスワードがセキュリティ対策として理想的です。

また手間はかかりますが、できれば取引所専用のメールアドレスを作ると、セキュリティレベルを更に一段階上げることができます。

それから見落としがちですが、メールアドレス(GmailやYahooメール)のアカウントのログインパスワードも使いまわしをしない方がいいです。

取引所側のセキュリティはしっかりしていたとしても、アドレスがわかってしまうと取引所にパスワードの再発行を申請すれば、勝手に別のパスワードに書き換えることが出来てしまうからです。

2.ログイン時の二段階認証が必須

二段階認証とは、通常のメールアドレスとパスワードの他にログインする際に、ランダムな認証コードを発行して、それを入力しなければログインできなくするセキュリティ対策です。

基本的に、ほぼすべての取引所がこの二段階認証に対応しています。

ログインなどに一手間かかりますが、これを設定するだけでもかなりの確率で被害を防ぐことが出来るので、必ず設定しておきましょう。

3.一度利用した取引所はブックマーク登録を活用

取引所にアクセスする際にGoogleやYahooでその都度URL検索するのは要注意です。

本物の取引所そっくりのサイトにユーザーを誘い込んでユーザー名やパスワードなどを奪う詐欺行為が行われています。

GoogleやYahooにお金を払うことで検索上位にWebサイトを表示することが出来る広告機能を利用して、悪質なフィッシングサイト(詐欺サイト)を作成し、ユーザーのログイン情報を集める広告が表示されている場合があります。

このような悪質なサイトを開かないように、取引所はブックマーク登録しておきましょう。

4.2.ウォレットに保管  

ビットコインを大切に保管しておくツールとして、「ウォレット」というものがあります。

簡単にいうと仮想世界のお財布です。ウォレットはお財布だけでなく、銀行口座のような役割も持っていて、ビットコインを保管したり、そこから送金などの取引を行うことができます。

通常、取引所で購入したビットコインは取引所のウォレットに保管され、管理は取引所が行っています。

もし取引所が破綻したりハッキングの被害にあうと、自分のビットコインも紛失する危険性がありますから、取引所でのトラブルを回避するためにも保有資産が多くなってきた方は自分で管理できるウォレットに移すのがオススメです。

それでは、ビットコインウォレットの代表的な種類を紹介します。

【WEBウォレット】

GoogleChoromeやInternetExplorer上でウォレットサービスを提供しているサイトを利用する方法で、オンラインウォレットとも呼ばれます。

利用者が多いのは最も歴史が古く日本語対応している「Blockchain.info」です。

ビットコインにはビットコイン専用と、他の仮想通貨専用のウォレットがありますので、注意しましょう。

簡単に利用できて便利ですが、セキュリティ面はウォレットサイト管理になるため、信用できるサイトを選ぶ必要があります。

また、常にインターネット上に存在するため、サイトに接続できない時は利用できなくなる可能性やハッキングによって盗難される可能性があります。

【ソフトウェアウォレット(デスクトップウォレット)】

自分のPCにソフトウェアをインストールして使用するウォレットです。

WEBウォレットとの違いはIDやパスワードを第三者のサーバーに送らないというところです。オフライン環境で管理できるウォレットなので、WEBウォレットよりも、外部と切り離してセキュリティを確保できるのがメリットです。

ただし、ウィルス感染やPC自体をハッキングされるリスクがありますから、自身での管理の強化が必要です。

具体的には「Copay」「breadwallet」があげられますが、最近では、PCだけでなく、モバイル端末にインストールする「モバイルウォレット」も存在します。

【ハードウェアウォレット】

セキュリティ的にも使い勝手的の面でも、おすすめなのがハードウェアウォレットです。

USBメモリ形式でパソコンに繋いで仮想通貨をその中に移して使用します。

WEBウォレットやソフトウェアウォレットだと、サーバーや自分のPCがハッキングされる可能性がありますが、ハードウェアウォレットでは一度仮想通貨を移してしまえばオフラインで管理できるのでそういった可能性はほぼゼロです。

また、取引に使用される秘密鍵を保存していますが、その物を紛失したり壊れてもパスフレーズを残しておけば復元することが可能です。

特に有名なハードウェアウォレットとしては「TREZOR」「Ledger Nano S」などがあります。

ハードウェアウォレットは比較的価格が高かったり、人気商品は品薄になっていたりすると、非正規店舗で購入を考えるかもしれませんが、ハードウェアウォレット内のデータを横取りする悪質なプログラムが仕込まれた詐欺ウォレットが販売されているので、必ず正規代理店公式のサイトから購入するようにしてください。

5.慣れてきたら、アルトコインにも挑戦してみよう!

さらに、ビットコインのことをある程度理解することができれば、次には別の仮想通貨についても勉強して、他の有望な仮想通貨に投資してみることもオススメです。

他の仮想通貨はまだまだ発展途上のものが多く、今後ビットコイン以上に値上がりする可能性を秘めています。

ただし、1000種類以上もあるアルトコインの中には価値も付かないような怪しい通貨も存在します。また、一般に広く普及し使われていないと、取引をしたり送金をしたりすることができないので、しっかりと調べた上で投資するようにしましょう。

ビットコインに次いで市場規模が大きく、注目度が高い仮想通貨を、CoinMarketCapというサイトから時価総額ランキングで確認することができます。

7月4日現在、時価総額の多い仮想通貨の中で日本の国内取引所でもトレードすることができるアルトコインの特徴を人気のある順に見ていきましょう。

【イーサリアム(Ethaereum)】

アルトコインの代表格。

イーサリアムは通貨ではなくサービスが作動するプラットフォーム(基盤となる環境)のことです。このプラットフォーム上に存在する仮想通貨がイーサ(ETH)です。

最大の特徴は、スマートコントラスト(契約の自動化)という機能を備えていることです。

簡単にいうと、ビットコインにスマートコントラクトという機能をつけた感じで、ビットコインは、お金のやり取りだけをチェーンブロック上に書いてますが、イーサリアムはお金のやり取りに加えて、契約内容まで書き込むことができます。

【リップル(Ripple)】

アメリカ、サンフランシスコに本拠地のあるリップル社が中央管理者であることが、管理者がいない他の仮想通貨との大きな違いになります。

リップルは銀行などの金融機関における通貨の交換・仲介を改善する目的で開発されたプラットフォームのことです。このプラットフォーム上に存在する仮想通貨が「XRP」です。

ビットコインは決済としての機能しかありませんが、XRPは、海外送金が素早く便利に、そして手数料の削減が可能なことから世界中の銀行から国際決済に優れた仮想通貨として注目が集まり、多くの銀行と提携をしています。

【ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)】

ビットコインはユーザー数が増加することによって、取引承認の遅延、手数料の高騰などの問題を抱えていましたが、それを改善するために2017年の8月に分裂して誕生したコインです。通貨の単位はBCH。

ビットコインよりも1つのブロック(取引データを格納する箱)サイズを大きくすることで、ビットコインよりも多くの取引を、素早く安全に処理できます。

また、誕生したそのときからビットコインと同じ量が流通しているため、取引量が多いということがメリットです。

【ライトコイン (Litecoin)】

ライトコインはアルトコインの先駆け的存在として2011年に誕生。

ビットコインの補佐通貨のような役割を目指して開発された仮想通貨です。

取引の処理を容易にすることで送金コストを下げ、より使いやすくなっています。

通貨の単位はLTC。

特徴はブロック生成速度の速さで、ビットコインが10分かけて行うマイニング(採掘)を約1/4の時間で行えるとことが最大のメリットになります。

6.まとめ

いかがでしたか?

少しでも知識としては、理解いただけたでしょうか?

いずれにしても少額の取引から始めてみると、自分のお金が実際に動いているのが面白くて、情報にも敏感になります。

きっと知らなかった可能性の世界をみつけることができると思います。

最終的に判断するのは自分ですが、これから成長していくであろう仮想通貨市場の中で、取捨選択しながら勉強していきましょう!

さらにレベルアップした仮想通貨トレードの手法であるFX仮想通貨、アービトラージ、ICOなどを学んでいくことで、より世界が広がると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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【参考】まもなく海外銀行口座開設の受付